北韓が打ち上げた人工衛星を「ミサイル発射」とわい曲し、マスコミを総動員して大々的に繰り広げている日本支配層の反北キャンペーンは、朝日関係を極度に悪化させるだけでなく、ついには朝鮮籍の在日同胞に対する殺人と集団暴行、会館放火事件を引き起こす重大な事態に発展している。
われわれは、所属団体が違っても一つの血筋を受け継いだ同じ民族として、何の罪もない朝鮮籍同胞に対する日本支配層と右翼暴力団のこのような蛮行に、込み上げる怒りと憂慮を禁ずることができない。
日本支配層と右翼暴力団が、世界が認めている人工衛星の発射を「ミサイル発射」とわい曲し、今に至るまで強弁し続け、反北キャンペーンを騒々しく繰り広げながら、対北制裁措置とともに在日同胞に脅威を加え、殺人や放火まで犯す目的は、はたして何であろうか。周知のように日本は早くから軍事大国化を目指してきたし、最近では「新ガイドライン」による「周辺事態法制」を急いでいる。また、同時に軍事偵察衛星の導入と戦域ミサイル防衛体系の確立を進めている。日本のこのような軍事力強化と戦争体制の整備強化が北韓を目標にしていることは、すでに広く知られている事実である。
それでは北韓はだれの土地なのか。たとえわが祖国の地が、現在は外勢によって南と北に分断されてはいても、北もわが祖国の地であり、そこで生を営んでいる住民も一つの血筋を受け継いでいる同じわが民族である。北韓の同胞に対する攻撃は南の同胞に対する攻撃であり、北韓に対する侵略はわが民族全体に対する侵略である。これがわれわれの祖国観であり、民族観である。
われわれはこのような立場から、現在、日本支配層と右翼暴力団が悪らつに繰り広げている反北キャンペーンと朝鮮籍在日同胞に対する殺人蛮行、集団暴行、放火事件などを、わが民族全体に対する犯罪行為と見なすものである。分割して統治するのは侵略者の常とう手段である。数年前、韓日間で歴史認識問題と教科書問題が大きな争点として浮上したときのことが思い出される。韓国政府が世論に押されて日本政府に是正を要請したところ、真っ先に軍用車のような大型宣伝カーで駐日大使館と領事館に押し寄せ、乱暴を働いた者が、ほかならぬ韓国政府がもっとも信頼していた反北親南の右翼暴力団ではなかったか。
彼らが追求しているものは軍事大国化であり、アジアに対する支配権の再確立である。この路線に障害になると判断されれば、彼らは南北の区別なく妄動を繰り広げるのである。われわれはこれをしっかり認識しなければならない。
日本はかつて韓半島全体を占領して植民地統治を実施し、北の同胞にも数えきれない苦痛と災難を与えた加害者であり、それに対して謝罪し賠償を支払うべき政治、道義的な義務を負っている。にもかかわらず、太平洋戦争が終わって半世紀が過ぎた今日まで清算もしないまま、北韓の人工衛星発射を取り上げて以前より過激な反北騒動を繰り広げることは、居直りにも限度があるというものである。まったく破廉恥極まりない、天人ともに許されざる妄動である。
日本は、わが民族内部を離間させる反北キャンペーンと、在日同胞に脅威を加える野蛮行為を即時中止し、北韓との国交正常化へと政策を転換しなければならない。
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