【詩】
嘘のような話
金知栄
失われた十年があまりにも悔しくて
過ぎてしまった歳月を取り戻そうと
実用主義の旗を高く掲げて
「金持ち門閥内閣」総出動
心血を注いで築いてきた 歴史を
掃き捨てる
血筋よりも大事な
血盟の友邦
二十一世紀 未来戦略 同盟のために
貢ぐだけ貢いで
国民の健康を叩き売りし
「過去なんか 関係ない」
今は未来志向の韓日新時代
格好よく ウインクをして
どうでもいいよ
独島は好きにしろ
韓牛酪農家は あっち行け
尊敬するアメリカの酪農家には 気遣いし
血の滴るステーキに ナイフをいれ、
米国産牛肉 販売促進に 汗をかく
国会議員のセンセイ
キャンプデービット ゴルフカートの運転の対価が
こんなに高くつくとは
夢にも思わなかった
BSE牛肉を食べた 民は
狂牛に 変化へんげして
ばたばたと倒れる
子牛は 給食を食べて教室で
母牛は 赤子に乳房を銜えさせたままに
父牛は 仕事の帰りに 牛タン一つ買って ぶら下げて
道端のあちらこちらに散ばって 腐っていく
ああ!
わが祖国 わが国
三十年後の自画像
悪夢から目を覚めると
市庁前広場、光化門ロータリーを埋め尽くした
ろうそくの光
放水車の水鉄砲浴びても 消えることなく
メラメラと燃え上がる たいまつになって
索漠とした 荒野を照らしてい