【記事4】
朝鮮人犠牲者の追悼シンポ開催
「関東大震災八十五周年朝鮮人犠牲者追悼シンポジウム」が九日、在日同胞と日本市民、韓国内からの参加者ら多数が参加して都内で開かれた。主催は昨年結成された「関東大震災における朝鮮人虐殺の真相究明と名誉回復を求める日韓在日市民の会」を中心にした同実行委員会で、韓統連も賛同した。
実行委員長の松尾章一氏(法政大名誉教授)は開会辞で、右傾化する日本の現状を見るとき、大災害時の大虐殺がくり返されないと断言できないと警鐘を鳴らした。
続いて徐絋一氏(韓国神学大教授)が「三・一独立運動と植民地統治の実相」、山田昭次氏(立教大名誉教授)が「朝鮮人虐殺事件の歴史的意味」と「朝鮮人虐殺事件の国家責任・再考」、姜徳相氏(滋賀県立大名誉教授)が「虐殺 再考、戒厳令なかりせば」、琴秉洞氏(元朝鮮大学図書館副館長)が「朝鮮人虐殺に対する日本側と朝鮮人の反応」をそれぞれ報告、活発な質疑応答が行われた。
報告者らは、@朝鮮人虐殺の歴史的背景としての植民地支配と戦争状態を認識することA民衆責任を解明し自覚したうえでの国家責任を追求することB「朝鮮人暴動」のデマを公式に認定して日本政府が虐殺を謝罪し、被害者の名誉回復を図ることD朝鮮半島の南北政府が日本政府に対して真相究明を強く求めること――などを訴えた。