民族時報 第1142号(08.08.15)


【トップ記事】1500人参加/キャンドル灯し国内と連帯/参加者ら一つに/平和と和解へいまこそ

    統一マダンが大盛況

 朝米関係の改善と六か国外相会合の開催など、朝鮮半島を中心とする東アジア情勢が平和へと大きく動きだしているなか、「朝鮮半島の統一、民族の和解、平和なアジア、差別のない社会へ」をスローガンに八月三日、第十五回統一マダン東京が都内荒川区の旧真土小学校で開かれた。会場には地域同胞や日本の市民ら約千五百人が参加した。主催は韓統連東京本部、韓青東京本部、在日韓国民主女性会、部落解放同盟東京都連合会、全水道東京水道労組などで構成する実行委員会。また、荒川区、荒川区国際交流協会、(財)荒川区地域振興公社(ACC)、六・一五共同宣言実践日本地域委員会が後援した。(関連記事は三面)

 リハーサルのあいだにも続々と観客がつめかけて会場を埋め、出店のビールや韓国料理が飛ぶように売れていった。祝祭ムードが例年になく盛りあがるなか、司会者の開会宣言に呼応して、韓青関東地協と学生協関東のメンバーらが民族楽器を演奏しながら入場すると、会場はまたたくまにヒートアップした。

 

実行委員会を代表して梁炳龍・韓統連東京本部代表委員は、「統一の歩みは着実に前進しているが、不安要素は朝鮮半島と日本とのあいだに正しい関係がつくられていないことだ」と述べ、「二〇一〇年には、朝鮮植民地支配百年を迎える。いまこそ日本政府は、過去をふり返り、相手の主張に耳を傾け、制裁や圧力ではなく、対話と交渉で、統一する朝鮮半島と日本の新たな関係をつくるべきだ。そのために在日同胞社会の和合を促進し、韓日連帯を一層発展させよう」と主催者あいさつした。

 

 

 

 

 

 舞台では、東京朝鮮第一初中級学校の生徒らによる民族舞踊が披露されたほか、日本国際テコンドー協会荒川道場のテコンドー演武、金美福舞踊研究所の韓国伝統舞踊、韓国民衆歌謡ノレの会の闘争歌に加え、偽装売却の撤回と雇用確保を求めて日本にやってきた韓国シチズン精密労組の組合員の歌と踊り、闘争アピールがあった。また、韓青東京と学生協が国内のキャンドルデモに連帯して、参加者とともにキャンドルをともし、アンサンブル「歴史とのつながりを胸に」を発表、深い感銘を与えた。

 会場には、生ビールやマッコルリ(朝鮮のにごり酒)やさまざまな韓国料理、タイ風ラーメンなど、国際色豊かな出店が立ち並び、にぎわいを見せた。また、韓国進歩連帯をはじめ、国内から送られてきた横幕が飾られ、連帯の雰囲気を高めた。

 メインゲストの、北側オリニ(子ども)栄養パン工場広報大使である俳優の権海孝氏のトークショーでは、即興でイムジン江などの歌の披露があり、会場をわかせた。パン工場事業のブースでのサイン会にも、多くの人びとが列をつくり、事業の会員を多数獲得した。

もうひとりのメインゲスト、在日同胞歌手の李政美さんのコンサートでは、観客らも合唱に参加し、統一の素晴らしさ、平和への誓いを心の底からともにし、揺れるキャンドルの炎のなか、熱気は最高潮に達した。平和憲法を守る会の森本孝子共同代表の閉会あいさつに続いて、韓青、学生協、ゲストらとともに、楽器を打ち鳴らして韓国民謡で会場に集まった人たちと群舞を踊った。


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