【記事5】歴史的意義を討論
済州4・3でシンポを開催
済州島四・三事件六十周年記念シンポジウム「東アジアの平和と相互理解のために―いま『済州島四・三事件』の歴史的意義を考える」(済州島四・三事件六十周年記念事業実行委員会主催)が八日、東京・御茶ノ水の明治大学で開かれた。
シンポでは、済州四・三事件真相究明および犠牲者名誉回復委員会の徐仲錫委員(成均館大学教授)が済州四・三の歴史的意義について講演し、済州四・三を祖国の統一独立と民族解放を求めて立ち上がった民衆抗争と定義した。そのうえで、済州四・三を「ほう起」「抗争」「虐殺」の三つの観点で見ることと、徹底した真相究明と犠牲者の名誉回復を進めることの重要性を強調した。
また徐委員は、真相究明をめぐる歴史的な流れについて言及しながら、済州四・三の真相究明が南北の和解や統一を切り開くとともに、さらに朝日国交正常化と東アジアの平和に直結していくものと強調した。
講演後、林哲・津田塾大学教授と文京洙・立命館大学教授がそれぞれ発言し、「抗争」の性格規定について討論した。これを受けて、参加者と活発な質疑応答を行った。