民族時報 第1135号(08.05.01)


【記事3】東京と大阪で大盛況

    共に歩もう平和へ 済州4・3で公演

 「済州島四・三事件六十周年 共に歩もう平和への道」が二十一日、東京で開かれた。主催は東京、大阪、済州の「済州島四・三事件六十周年事業実行委員会」。

 済州四・三抗争の経過をまとめた映像と、参加者全員での黙祷に続き、第一部として「済州島四・三事件の『今』」というテーマで、作家の金石範氏と朴慶南氏によるトークがおこなわれた。このなかで金石範氏は、「悲しみを表わす自由の喜び」と表現しながら、「『済州四・三』以後、沈黙を強要され、語ることはおろか、悲しむことも、泣くことさえもできなかった」と語った。また、昨年十一月に、済州島チョントゥル飛行場の集団虐殺被害者の遺体発掘現場で、遺骨を目撃したときのことに触れながら、「そのことを思い出すと、今でも涙が止まらない」と声をつまらせた。最後に金石範氏は「『済州四・三』における虐殺は、人間の心まで破壊した犯罪」だとし、その責任の所在がいまだあきらかになっていないと、語った。

 第二部として、韓国民族芸術人総連合済州道支会、忠清道のプンムルや舞踊グループ、歌手の李政美氏らによる複合的な公演がおこなわれ、六十年の恨(ハン)を解き、真実と希望の扉を開き、平和へと向かおうと訴えた。

 本公演に先立ち、十九日に、大阪でも同趣旨の公演が行われた。


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