【記事2】民主労働党が議席守り健闘
韓国総選挙 与党が過半数確保
九日投票の第十八代国会議員総選挙(定数二百九十九議席、任期四年)は、李明博政権の与党ハンナラ党が過半数を超える百五十三議席(うち比例代表二十二議席)を獲得し、単独過半数を確保した。一方、野党の統合民主党は八十一議席(同十五議席)にとどまり、大統領選挙の惨敗をばん回することができなかった。総選挙を目前に分裂した民主労働党は、小選挙区の二議席をふくむ五議席を獲得して健闘したが、進歩新党は議席を獲得できなかった。
ハンナラ党を離党して大統領選挙に出馬した李会昌元首相の自由先進党は十八議席(同四議席)、朴槿恵・ハンナラ党元代表を支持する同党離党グループの親朴連帯は十四議席(同八議席)、文国鉉氏の創造韓国党は三議席(同二議席)で、無所属が二十五議席をそれぞれ獲得した。
投票率は四六%で、大統領選挙、国会議員選挙、地方選挙などすべての全国単位の選挙のなかで、史上最低を記録した。これまで総選挙で最低だったのは二〇〇〇年の第十六代総選挙の五七・二%で、今回はそれよりも一〇ポイントも下落した。
与党の過半数確保も、五〇%を割り込む投票率のため、李明博政権への信任、与党の圧勝とはいえないとの評価がでている。また、公認をめぐって離党者が相次いだハンナラ党内部の主導権争いが、親朴連帯と無所属の朴槿恵氏を支持する議員を巻き込んで表面化するものと見られる。
一方、統合民主党は孫鶴圭代表をはじめ、鄭東泳、金槿泰・元ウリ党代表、初の女性首相だった韓明淑氏らが軒並み落選し、目標の百議席に大きく及ばなかった。根本的な体制の立て直しが必至の状況にある。