民族時報 第1132号(08.03.15)


【資料】李政権はき然と対応を/苦痛の歴史続いている

    国際女性デー100年で第803回水曜集会

 三月八日の「世界女性の日」百周年に合わせて、ソウルの駐韓日本大使館前で開かれた元日本軍「慰安婦」に対する日本政府の公式謝罪と補償を要求する第八百三回「水曜集会」をレポートしたインターネット新聞「統一ニュース」(五日付)の記事を紹介する。

 「真に偏狭な民族主義を乗り越えたいなら、各国でも支持している日本軍『慰安婦』問題を解決し、堂々たる外交政策を樹立して正しい歴史の定立のために立ち上がらなければならない」

 日本軍「慰安婦」にされ、一生を「恨」によって生きてきたハルモニ(おばあさん)らの李明博大統領に向けた叫びだ。日本軍「慰安婦」被害者のハルモニらと、女性、人権団体の活動家らは、「三・八国際女性デー」百周年を迎え、五日正午、ソウルの日本大使館前に集まり、第八百三回定期水曜集会を開いた。日本、イギリス、フィリピンなど七か国で「世界連帯行動の日」として同時に開かれ、日本政府に公式謝罪と法的賠償などを求めたこの日の行事では、李明博大統領の対日外交政策も批判の対象となった。

 彼らは、この日に発表した声明を通して、「当選以後、『日本政府に謝罪を要求しない』という発言をした李明博大統領は、何日か前の三・一節記念式でも『過去に束縛され、未来への前進を遅らせることはできない』『偏狭な民族主義ではなく、国際社会と交流し、ともに生きながら世界とともに呼吸する開かれた民族主義を志向していかなければならない』という発言をした」とし、「苦痛を受けている民衆の歴史は不問に付し、むしろ、それを足場として実用といううわべだけの経済成長に向かうという浅はかな歴史認識を見せているのではないか」と、強く批判した。

 韓国女性団体連合のパク・ヨンミ共同代表は、「偏狭な民族主義とは、いったい何なのか。日本こそ偏狭な国家主義を見せているのではないのか?」とし、「日本政府が世界の良心に向けて言い逃れをしているのに、韓国政府が立ち上がらないのはひきょうだ。謝罪を求めないで、いったい何を求めるというのか、経済的利益を得ようとして人類の良心を捨て去ろうという破廉恥な行為だ」と語った。

 二〇〇五年から日本軍『慰安婦』問題に関心を持ちはじめ、毎週水曜に全州からソウルまでやってくるというキム・パンス(七〇)氏は、年老いてから通信教育で勉強して身につけた日本語で、日本大使館に向けて「水曜集会が八百回を超えたのは、自慢できることではない」「十六年間、回答しない日本政府に問う。日本軍「慰安婦」問題が全世界に知られているのに、被害者らが経験した苦しみを一度でも自分のことのように考えてみたことがあるのか」と問い詰め、過去の問題を回避することにきゅうきゅうとする日本政府と、自国民の苦しみに目を閉ざす政府を厳しく批判した。

 被害者を代表して壇上に上がったキル・ウォノク(八一)ハルモニは、繰り返し「ありがとう」と言いながら、参加者らにお願いした。「わたしたちが死んでいなくなれば、あの人たち(日本政府)は終わると思っているんでしょう。今、博物館を造ろうとしていますが、うまくいくように、皆さんが助けてください」

 韓国挺身隊問題対策協議会(常任代表 尹美香、以下 挺対協)主催で推進されている「戦争と女性の人権博物館」は、今年の三・一節に着工して十二月はじめに完工し、来年の三・一節に開館する予定だったが、現在、募金問題と敷地問題で難航している。特に、ソウル西大門独立公園内に博物館を建てようとしたが、光復会などの団体が強硬に反対しており、ソウル市がこうした状況を見て事業許可を出さず、敷地選定に苦労しているという。一方、この日の午前、「慰安婦」被害者のムン・ピルギ(八三)ハルモニが他界した。

 「慰安婦」被害者のイ・ヨンス(八一)、イ・スンドク(九二)ハルモニと全国女性連帯の尹今順共同代表、国際アムネスティのマドゥ・マフトラ・アジア地域局長、パク・スニ・天主教正義具現全国連合代表ら二〇〇人は、歌謡グループの「ウリナラ」、民族楽器グループの「パダソリ」などの文化公演のあと、市民公園まで「法的賠償」「歴史教育実施」「公式謝罪」「真相究明」などのスローガンを叫んで行進した。


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