民族時報 第1131号(08.03.01)


【記事5】

    NYフィル ピョンヤンで公演

 核問題をめぐって朝米関係が大きく変化するなか、米国の名門オーケストラであるニューヨーク交響楽団(NYフィル)が二十五日にピョンヤンに到着し、翌二十六日、東ピョンヤン大劇場で公演を行った。この演奏は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)国内と全世界に向けて生放送された。

 同楽団ははじめに、北朝鮮、米国の順に国歌を演奏。聴衆らは両国の国歌を起立して聞き、演奏後には大きな拍手を送った。続いて、ロリン・マゼール氏の指揮により、ワーグナーの「ローエングリン」第三幕前奏曲、ドボルザークの交響楽第九番「新世界より」、ガーシュインの「パリのアメリカ人」、ビゼーの「アルルの女」などを演奏した。曲目ごとに、聴衆らは大きな拍手と喝采を送った。同フィルは、公演の最後に朝鮮民謡の「アリラン」を演奏し、約一時間四十分の公演を終えた。二十七日には、ピョンヤンモランボン劇場で朝鮮国立交響楽団と協演した。

 今回の公演と関連し、ロリン・マゼール指揮者は「わたしたちの公演が象徴的であれ、音楽的であれ、米国と北朝鮮の関係改善に寄与することを期待する」と述べた。

 米国の交響楽団が北朝鮮で公演するのはこれが初めて。公演の司会者は、この日のNYフィルの公演を「朝米両国の芸術交流の第一歩」と表現した。


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