【トップ記事】南北首脳会談「いつでも開ける」
李明博大統領が就任
李明博大統領は二月二十五日、国会議事堂前広場で就任式を行い、第十七代大統領(任期五年)に正式に就任した。就任式にはライス米国務長官、福田首相など海外の招待客と市民ら約五万人が参加した。李大統領は「先進化の道、ともに開こう」と題した就任辞で建国六十周年を迎える今年を「大韓民国の先進化の元年」と規定して、これを実現するために「経済再生」、「理念の時代を超えて、実用の時代を開こう」と主張した。李大統領は五大国政方針として、@奉仕する政府A経済発展と社会の統合B文化育成と科学の発展C強固な安保と平和統一の基盤造成D国際社会の責任ある一員として人類共栄に貢献――を提示した。(就任辞要旨は別掲)
李大統領は就任辞で「国民のみなさんが変化のために立ち上がることを要請する。困難で苦しくても迅速に変化しなければならず、その方向は開放と自律・創意」だと強調した。李大統領は経済再生について「新たな成長の動力を確保して活気のある成長をして、働き口を大量につくらなければならない」として、各種の規制緩和と不必要な政府業務の民営化、公共部門への競争原理導入、減税、労使関係の自律的な改善などを推進することを明らかにした。
李大統領は外交について「グローバル外交を展開する」とし、「米国とは伝統的な友好関係を、未来指向的な同盟関係に発展、強化させ戦略的な同盟関係を強固にしていく。日本、中国、ロシアと等しく協力関係を強化して、東アジアの平和と共同繁栄を模索する」と明らかにした。
南北統一について李大統領は「七千万国民の念願だ」と述べ、「南北関係はいままでよりも一層生産的に発展しなければならない」として、「理念のものさしではなく、実用のものさしで解決していく。北朝鮮が核を放棄し開放の道を選ぶなら、南北協力に新たな地平が開ける。国際社会と協力して、十年のうちに北側住民の所得が三千ドルになるように助力する。これは同族のための道であり、統一を早める道だ」と述べた。また「南北首脳がいつでも会い、胸襟を開いて対話しなければならない。その機会は開かれている」と強調した。
李大統領は消耗的な政治慣行との果敢な決別を強調しながら「国民の意思を受けて、国民の苦痛をやわらげる生産的な仕事を準備しよう」と述べ、「与野の違いを超えて対話の門を開き、国会と協力して司法府の意思を尊重する」と明らかにした。
李大統領は最後に「大韓民国の先進化に向けた大前進が始まった」と述べ、「漢江の奇跡を超え、朝鮮半島の新たな神話に向けて、みんながともに前進しよう。わたしが先頭に立つ」と宣言した。
就任式を終えた李大統領は、福田首相と初の首脳会談を行い、韓日首脳シャトル外交と自由貿易協定の交渉再開に合意した。また、李大統領は韓日首脳会談に続き唐・中国国務委員、ズブコフ・ロシア首相、ライス米国国務長官ら海外からの招待客と会談した。