民族時報 第1130号(08.02.15)


【記事2】戦後初めて公式協議通じて実現

    遺骨が韓国へ返還

 日本の朝鮮植民地支配の時期に旧日本軍の軍人・軍属として強制徴用され、戦死した朝鮮半島出身者百一人分の遺骨が韓国に返還されるのに伴い、日本政府主催の追悼式が一月二十二日、東京・目黒の祐天寺で行われ、韓国から約五十人の遺族や政府関係者らが参加し、故人たちのめい福を祈った。

 朝鮮人軍人・軍属の遺骨が非公式、非公開で返還されたことはあるが、両国の公式の協議を踏まえて返還されるのは、今回が初めて。

 追悼式では、外務省の木村仁副大臣が出席し、第二次世界大戦で朝鮮半島出身の軍人と軍属が犠牲になったことについて謝罪を表明した。日帝強占下強制動員被害真相究明委員会の全基浩委員長は「誤った過去の出来事に対して心からの反省が必要であり、われわれ国民もこれを謙虚に受け入れ許すとき、両国民の間に本当の友情が生まれるだろう」と語った。朴聖圭事務局長は「日本政府が公式謝罪したものと受け止める」と語った。

 兄の遺骨を迎えに来た金ボンスン氏(七十一歳)は、「胸が裂け、痛む胸のうちはとうてい語り尽くせない。遅くなったが、それでも遺骨が返還されることになってしあわせだ」と話した。返還対象の遺骨は韓国国籍の軍人・軍属で、すべて韓国内で遺族が確認されている。

 返還された遺骨は二十三日、忠清南道天安市の国立「望郷の丘」で追悼式を行った後、遺族の希望によって「望郷の丘」や故郷に安置される。

 この日の追悼式は遺族と韓日両政府関係者の出席だけで、マスコミは冒頭の黙とう場面に限って写真撮影が許され、その後排除された。国民の目に触れさせまいとする「閉ざされた追悼式典」に批判の声が相次いだ。


[HOME] [MENU] [バックナンバー]