【短信】おもな出来事
次期首相に韓氏指名
李明博大統領当選者は1月28日、次期政権の首相に韓昇洙・元外交通商相(71)を指名した。韓氏はソウル大教授などを経て1988年に国会議員に当選。その後、盧泰愚政権で商工相、金泳三政権で駐米大使や副首相兼財政経済院長官、金大中政権では外交通商相を務めた。国会の聴聞会と任命同意案の可決を経て、正式就任する。
米、高官を北へ派遣
ライス米国務長官は1月28日、停滞する朝米交渉と6者協議の打開のため、ソン・キム国務省朝鮮部長をピョンヤンへ派遣したことを明らかにした。同長官は北朝鮮に核計画の早期申告実施を促すとともに「北朝鮮が義務を履行すれば、米国も第2段階措置で定めた義務を実施する用意がある」と述べ、米国の北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除の意思があることを示した。キム部長は、訪朝に先立ち中国、韓国を訪れ、31日にピョンヤン入りする。
新政権の方針に抗議
李明博大統領当選者の新政府準備委員会は1月16日、これまで独立した人権機関として活動してきた国家人権委員会を、大統領直属の機関へと再編する方針を明らかにした。これに対して、国内の人権団体から強い抗議が出されている。23日、各界の人権団体で組織する「国家人権委員会独立性確保のための人権社会市民団体」記者会見し、「大部分の人権侵害が国家機関によって発生し、弱者の人権はいつもなおざりにされる。人権委が独立性を保てなければ、国家機関を監視・けん制して人権を保障することはできない」と主張した。
南北が軍事実務会談
南北は1月25日、板門店の南側施設「平和の家」で軍事実務会談を開いた。南側は西海上の南北共同漁労水域の設定問題などを話し合う将官級会談の開催などを促したが、北側は態度を示さなかった。一方、「京義線」鉄道の共同利用問題を話し合う南北鉄道協力分科委員会が29日から2日間、開城で開かれた。同分科委は22日に開催予定だったが、北側が前日に急きょ延期を通告。25日にこの日の開催を提案し、合意した。
前大統領が不満表明
金大中前大統領は1月24日、「統一部は統一への熱望を持ち努力しているという象徴。統一部をなくさなければ国が滅びるのか」と、新政府準備委が示した政府組織改編案に不満を示した。金前大統領は、訪問した統合新党代表らに「臨時国会が重要だ。正当な反対は必ずしなければならない」と強調した。