【トップ記事】漢拏山登山など、4・3を学び体験
韓統連、済州道で研修会
在日韓国民主統一連合(韓統連、金政夫議長)は十一月十七日から十九日まで、一九七三年の結成以来初めて国内で会員研修会を行った。参加者らは初日午後、済州国際空港に集合した後、済州四・三平和公園を訪れて四・三民衆抗争の犠牲者に献花し黙とう捧げて慰霊した。済州市内の研修施設での開会式に続いて、呉承国・済州四・三研究所理事から「四・三民衆抗争の現代的意義」のと題して講演を受けた。二日目は漢拏山を登山し、三日目は南済州を中心に四・三民衆抗争に関するフィールドワークを行った。また、国内の進歩団体人士との交流と親睦を深めた。=講演要旨、参加記など関連記事は三面
金政夫議長は開会辞で、最初の国内研修会を済州道で開いたことについて、「ここに漢拏山があり、四・三民衆抗争の島だからだ」と明らかにし、「韓統連は一九九〇年に北側地域で開かれた第一回汎民族大会に参加して白頭山に登った。それから今日まで、〈白頭山から漢拏山まで祖国はひとつ〉のスローガンのもと、われわれはひたすら祖国統一のために運動し、その成果として六・一五と十・四共同宣言をかちとった。漢拏山に登ることは、統一運動における象徴的な事業だ」と明らかにした。金議長は続けて、「四・三民衆抗争のあった済州島は、民族自主の聖地だ。参加者は、四・三民衆抗争を学び、この目で確かめ、険しい漢拏山の道を行くことで体験し、四・三民衆抗争の精神をわがものにしてほしい」と訴えた。
呉理事は講演で、済州の神話から島の歴史と人びとの暮らしを説き起こしたうえで、四・三抗争の背景と現代的意義を「日本に代わってわが民族を支配した米国に対する反外勢民族自主化闘争であり、南側だけの単独選挙、すなわち祖国の分断に反対する自主的統一闘争だった」と明らかにした。参加者らは真しに講演を聞き、活発に質問して四・三民衆抗争のへの理解を深めた。
二日目の十八日、参加者らは霊室休憩所からウィッセオルム、御里牧コースで下山する漢拏山登山を行った。この日は大陸から寒気が南下して冷え込み、登山口では初雪が舞い始めていた。参加者らは高度があがるにつれて強くなる寒気と強風、急勾配に立ち往生しながら、樹氷で純白になった潅(かん)木や深いササ、ススキの原の登山道を進んだ。ウィッセオルムに向かう平原では、吹雪のために目を開けられないないほどだった。参加者らは困難を乗り越え、無事に漢拏山登山を終えた。
最終日の三日目、研修所で閉会式を行った後、済州四・三研究所の金恩希・証言記録チーム長の案内で、四・三抗争の虐殺現場だった正房の滝と旧日本軍飛行場跡、弾薬庫跡の虐殺現場をフィールドワークした。その後、弾薬庫跡の犠牲者の埋葬地を訪れ、「百祖一孫英霊慰霊碑」に黙とうを捧げた。
このほか研修会では、寝食と行動をともにすることで会員相互間の統一と団結を強めた。また国内の政党、進歩団体会員、済州道の活動家らと交流会を行って相互理解をはかり、親睦を深めた。