【参加記1】わが同胞ひとつに海外同胞歴史紀行に参加して
人を結ぶパン工場事業
申久江(民主女性会東京本部)
「わが同胞ひとつに海外同胞歴史紀行」の四泊五日の旅は、とても密度の濃いものだった。この行事に参加できて本当によかった。企画してくれたすべての人に心から感謝するとともに、多くの感動がえられたことをとてもうれしく思う。
訪れる場所すべてが初めてのところばかり――望月洞は三回目だが、訪れるたびに新たに厳粛で神聖な気持ちになる歴史的聖地と思っている――で、歴史と文化と自然美が記憶のなかに織り成されていった。仁寺洞から始まり坡州、智異山、光州、江華島とバスで移動した。走行距離は大変なものだった。
そのなかでもとくに、パルチザン闘争に参加された長期囚の先生方と一緒に、険しい智異山の山道を歩いたことが印象深い。険しい山中に入るにつれ、パルチザン隊員に思いをはせながら、一歩一歩上っていったことで心が清められていく感覚を味わった。
わたしたちを手厚くもてなしてくれたパン工場事業部の関係者は、訪問先ごとに待機していてくれた。この事業が南側の各地で広範に推進されていることに、すごく感銘した。南と北の人びとがともに、祖国の未来を担う北側の子どもたちのすこやかな成長を願って生まれたこの企画には、同胞民族の愛、人間としての愛があり、分断の壁を破る大きな力となってさらに前進する勢いを感じた。イデオロギーや体制をも乗り越え、人と人の関係づくりができるすばらしいパン工場事業は、統一へ大きく貢献すると思う。そしてわたしたちも、この事業をさらに発展させて行きたいとの考えを抱いた(大阪ではすでに活動を展開中!)。
第二回南北首脳会談直後の訪問でもあり、統一気運が高まっている韓国内のニュースと、否定的な日本でのニュースを比較することができた。分断の影響を強く受ける在日同胞にとって、祖国統一は絶対必要不可欠なものと思っている。在日同胞社会のなかに思想と理念を超えた、この人間的なオリニ(子ども)パン工場事業が展開できれば、小さな統一運動が始まって行くのかもしれない。