民族時報 第1123号(07.10.15)


【各界人士の声】南北首脳会談支持・歓迎 韓日各界人士の声

    新たな「はじまり」の宣言

 都相太(NPO法人三千里鐵道理事長)

 

「詩人はひたすら詩だけを考え/経済人はひたすら経済だけを考え/この世は楽園になりそうだが/実際は/詩と経済の間を考える人がいなければ/ただのチリ紙と紙幣/紙二枚が残るだけだ」

 先日あるコラムで出会った韓国の詩人の言葉である。

 今回の盧武鉉大統領の訪北は、政治家としては無論、詩人であり、経済人でもあった。

それよりも分断六十年を背負った、一韓国人であったろう。

 軍事境界線を徒歩でこえる思いはいかばかりか。七千万の民の願いでもあった。六十年間の時を凝縮した瞬間でもあった。

 わたしは、それだけでも今回の首脳会談の意義はあったと評価する。

 ソウルから一時間で分断線、四キロの非武装地帯は、車ならば二、三分で通過する。その隣の開城工業団地は、もはやだれもが制止できない躍動に満ちている。

 分断されていた鉄路は、ムンサンから都羅山をへて開城まで、真新しい枕木のうえに線路が伸びる。工業団地の北、開城駅南の凛(りん)とした操車場。大統領はどのように見つめたろうか。

 二〇〇〇年六月十五日の宣言から七年をへた今回の首脳会談の内容は、より具体的であった。

 共同宣言は「はじまり」である。

 統一は「願い」から、われわれ一人ひとりがどのように関わりあうのかを、この共同宣言は問いかけている。

 

 


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