民族時報 第1116号(07.07.01)


【記事1】ライス長官が派遣 関係正常化が急進展

    ヒル米首席代表が訪朝

 六者協議の米側首席代表のヒル国務次官補は六月二十一日と二十二日、北朝鮮を訪問して金桂寛外務次官(北側首席代表)、朴宜春外相と会談した。ヒル次官補は二十二日、ソウルで記者会見し「両国は六者協議の合意内容を完全履行する意思を再確認した」とし、「できるだけ早い時期に六者協議首席代表会談を開くことで一致し、閣僚級会談が行われれば、ライス米国務長官と朴宜春外相が会うことになる」と述べた。時期は七月中旬に首席代表協議、七月末ごろに閣僚会談が開かれると展望した。

 また、ヒル次官補は金次官と非核化を集中協議し、「北朝鮮は寧辺原子炉を即刻閉鎖する意思があること、核の無能力化(核廃棄の前段階)の準備ができたと明らかにした」と述べた。

 会談ではほかに、米国の北朝鮮に対する「テロ支援国家指定」を解除するなど、関係正常化のための措置やエネルギー支援問題などについて突っ込んだ議論が交わされ、一定の合意に達したと見られる。

 この動きを受けて、宋旻淳外相とライス長官が六月二十八日、ワシントンで外相会談を行う一方、中国の楊外相は七月二日から訪朝する。朝鮮半島の非核化問題と朝米関係の正常化は、急展開することが確実な情勢だ。

 麻生外相は二十二日、閣議後の記者会見で、ヒル次官補の訪朝を「焦って足元を見られるほどアホらしい話はない。安易に譲ってもらいたくない」と批判した。

 今回の訪問は北朝鮮側からの招待を、ライス国務長官が許可して実現した。


[HOME] [MENU] [バックナンバー]