民族時報 第1115号(07.06.15)


【記事1】統一マダン生野 熱気のなか5500人が参加

    「和合と連帯」高らかに

 六・一五共同宣言発表七周年を迎えて三日、大阪市生野区の新今里公園で「第十四回統一マダン生野」が、在日同胞と日本人ら約五千五百人が参加して盛大に開かれた。主催は韓統連大阪本部、韓青大阪府本部、民主女性会大阪本部、学生協関西で構成する同実行委員会で、六・一五共同宣言日本地域委員会が後援し、韓国の民主労働党、韓国進歩連帯(準)、統一連帯など十五団体が賛同した。

 オープニングでは、今年初出演の市立中川小学校民族学級生徒によるタルチュム(仮面の踊り)、アジアハウス子ども劇団の和太鼓が披露され会場から温かい拍手が送られた。続いて、韓青大阪府本部のサムルノリ、チンチャ・コリア(本当の韓国)バンドの歌の発表があり、一人目の特別ゲスト、金君姫氏をリーダーとするタムアック(打舞楽)が両面太鼓、チャンゴなどの楽器演奏と舞踊を披露し、参加者を大いに盛りあげた。

 実行委員長の李鐵・韓統連大阪本部代表委員はあいさつで「六・一五共同宣言発表後、着実に和解と統一へ向かっている」とし、「マダンに参加したみなさんとともに、一日も早く在日同胞社会の和合を実現したい」と述べた。続いて田部邦光・生野区長が「統一マダン生野が、地域の共生社会実現に大きく貢献している。今後も役割を発揮してほしい」と祝辞を述べた。また、社民党の辻元清美・衆議院議員が応援にかけつけて、反戦平和の熱いメッセージを送った。

 

 

 パントマイムと子ども企画の「統一玉入れ」が会場を和ませ、韓統連生野支部のクムナラ(夢の国)のバンド演奏の後、釜山民主青年会の律動グループ・ソノン(宣言)が創作舞踊を発表、韓青近畿地協メンバーによる在日同胞の和合をテーマにしたマダン劇が行われた。

 特別ゲストの二人目は、「冬のソナタ」で「金次長」を好演した人気俳優の権海孝氏で、「北側オリニ(子ども)栄養パン工場事業本部」の広報大使でもある彼のトークショーが行なわれた。権氏は北側の厳しい環境について「九〇年代の悪天候と米国の経済制裁が大きく影響している」と述べ、パン工場事業への支援と協力を呼びかけ、「北側では体が健康な子どもたち、南側では心が健康な子どもたちを育てていきたい」と抱負を述べた。

 

 

 

 

 

 

 この後、朝鮮学校生徒による合唱などが披露され、三人目の特別ゲスト、李政美氏のコンサートが行なわれた。ギターやチャンゴを交えた演奏と李氏の美しい歌声が会場を包み込みこんだ。最後は参加者全員が輪になって「われらの願いは統一」を合唱した。

 会場には韓国の賛同団体から送られてきた多数の横幕が掲示された。また、韓国料理をはじめ多彩な飲食屋台が並びにぎわった。「北側パン工場本部」「金剛山観光事業及び開城工業団地物品展示会」「日本軍性奴隷問題」「在日同胞和合の未来像」などの展示ブースが設置され、参加者が熱心に見学した。

 

 

 


[HOME] [MENU] [バックナンバー]