民族時報 第1114号(07.06.01)


【トップ記事】列車試運転 統一への汽笛高らかに

    南北が鉄路でひとつに

 五十六年の深い眠りから覚めた南北の機関車は五月十七日午前、統一の新時代を告げる汽笛を高らかに鳴り響かせて、京義線は南側の李在禎・統一部長官や北側の権浩雄・内閣責任参事ら南北の関係者百五十人の乗客をのせた客車を引いて南から北へ、また東海線では南側の李庸燮・建設交通部長官や北側の金容三・鉄道相ら南北の百五十人が乗車する客車を引いて北から南へと、軍事境界線を越えて力強く鉄路を進み、予定通り北側の開城、南側の猪津に到着した。列車は午後、それぞれ順調に帰還した。朝鮮戦争で断絶された鉄道をつなぐ歴史的な列車試運転によって、六・一五共同宣言に基づいて統一に向かう南北関係に、新たな一ページが書き加えられた。

 試験運行は、京義線が板門店に近い南側のムンサン駅から北側の開城駅の間(約二十七キロ)、東海線が北側の金剛山青年駅と南側の猪津駅の間(約二十五キロ)で行われた。試運転に先立ってムンサン駅と金剛山青年駅で記念式典が行われた。李統一部長官は式典で「単純な試運転ではなく、断ち切られた民族の血脈を再度つなぐという民族史的な、非常に重要な意味がある」とし、「朝鮮半島の心臓をもう一度鼓動させるものだ」と意義を強調した。北側の権内閣責任参事は祝辞を通じ、「列車は民族の念願と志向を抱き、団結と統一の道しるべに向かって走るだろう」と述べ、「統一の機関車が民族重視、平和守護、団結実現のレールに沿って走れるよう、誠意をもって努力する」と決意を語った。

 午前十一時二十八分、列車がムンサン駅を出発すると多くの市民が線路沿いや陸橋、アパートのベランダなどから列車に向かって統一旗を振った。この様子は軍事境界線の手前の臨津閣まで続いた。開城駅では北側の中学生ら約百人が列をつくって「祖国統一」を連呼して列車を迎えた。

 盧武鉉大統領は十七日、列車試運転が「忍耐心をもって粘り強く信頼を積み重ねてきた結果」だと指摘し、「歴史が平和に向かって大きく踏み出す貴重な契機」と述べた。米国務省のマコーマック報道官もこの日、米国は南北の和平政策を常に勧奨してきたとし、南北列車試運転を歓迎する姿勢を示した。

 南北縦断鉄道の連結は、分断から統一への着実な前進を象徴するとともに、将来、中国鉄道とロシアのシベリア鉄道との連結によってユーラシア大陸の物流に革命を起こし、わが民族に計り知れない利益をもたらすと期待されている。

 朝鮮戦争中の一九五一年に途絶えた南北鉄道は、二〇〇〇年の南北首脳会談を契機に同年七月と九月の閣僚級会談で京義線鉄道と道路の連結、〇二年四月に東海線の鉄道と道路の連結に合意した。


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