【記事1】懸案問題 テーマ別協議を検討
朝日交渉、過去清算で共通認識
朝日政府間協議が三、四日の両日、北京で開かれ、北朝鮮からは宋日昊・外務省アジア局副局長、日本からは斎木昭隆・外務省アジア大洋州局審議官を団長とする代表団が出席した。
北朝鮮が日本による植民地支配への補償など過去清算を求めたのに対し、日本側は「拉致問題の解決」を要求するなど、協議は平行線をたどった。
宋副局長は初日の協議後、「過去の清算や拉致など、双方の関心ある問題について見解を表明し、深い論議をした」と述べ、過去の清算について「日本が当然解決すべき問題」と指摘した。横田めぐみさんの遺骨問題については「われわれの立場はすでに表明している」として、日本側の鑑定結果は受け入れられないとの姿勢を強調した。
二日目の協議では、日本側が@拉致問題A核・ミサイルなど安全保障問題B過去の清算を含む国交正常化に関する問題という三つのテーマごとに議論を進めることを提案し、北朝鮮が持ち帰って検討することになった。
協議終了後、宋副局長は、「過去の清算問題を解決しなければならないという点で、共通認識を得た」とし、「今回の協議は、国交正常化交渉再開にとって有益だったと思う」と述べた。斎木審議官も、過去の清算について「ピョンヤン宣言に従って誠意を持って議論し、対応していく用意がある」との考えを北朝鮮に伝えたことを明らかにした。
一年ぶりに開かれた朝日政府間協議は具体的な進展はなかったが、今後も交渉を継続していくことで双方が合意した。