【トップ記事】南北閣僚会談/共同報道文 8・15行事に代表派遣
民族共助で協力加速化
六月二十一日から二十三日にかけて、ソウル市内のホテルで第十五回南北閣僚級会談が開かれた。昨年五月の第十四回会談以来、十三か月ぶりに開かれた今回の会談は、ピョンヤンで開かれた六・一五民族統一大祝典に参加した鄭東泳長官が盧武鉉大統領の特使として金正日国防委員長と面談(六・一七)し、重要な事案に対して意見交換して多くの共感をなしたことを受け、それをより具体化して実践するためのもの(金 チョンシク第十五回閣僚級会談南側スポークスマン)としている。
閣僚級会談終了後、十二項目の共同報道文が発表された。
六月二十一日午後、権浩雄内閣責任参事を団長とする北側代表団は、西海直航路の高麗民航便で仁川空港に到着し、南側代表団の出迎えを受けた。その後、ソウル市内のホテルに移動して鄭東泳統一部長官主催の歓迎晩さん会が開かれた。
鄭東泳・南側首席代表は歓迎辞で「今、私たちは第二、第三の六・一五をつくっていかなければならない」「先の六・一五記念行事をとおして確認した相互の信頼が、今回の閣僚級会談をとおしてより具体化し、より進展することを望む」と強調した。
権浩雄・北側団長も今回の会談を「北南関係発展の新しい分水嶺となる会談」としながら「北と南に希望と力を与えてくれる、わが民族同士の理念を民族共同の精神的支柱にすれば、解決できない難関や乗り越えることのできない山はありえない」と訴えた。
晩さん会は終始和気あいあいとした雰囲気のなかで進行された。
二十二日、南北閣僚級会談本会議が当局間会談では初めて円卓テーブ形式で開かれた。鄭首席代表が基調発言をとおして「南北が朝鮮半島の冷戦終息、平和定着、共同繁栄の三つを追求すべき」「核問題は対話で平和的に早急に解決しなければならない」と強調した。権団長も、核問題と関連して朝鮮半島の非核化が金日成主席の遺訓であり目標であるとしながら、米国が北朝鮮に対して友好的であるならば、一発の核兵器も持つ必要はないと明らかにした。また、離散家族の再会、経済、農業・水産協力事業などについて討議した。
二十三日に最終的な調整会議と北側代表団の盧武鉉大統領表敬訪問が行われたのち、ホテルのプレスセンターで、鄭首席代表と権団長が第十五回南北閣僚級会談の共同報道文を発表した。合意事項は、以下のとおり。
一、南側地域で開催される八・一五南北共同行事に南北当局代表団を派遣する。
二、朝鮮半島の非核化を最終目標にし、雰囲気が整えば核問題を対話で平和的に解決するための実質的な措置を取る。
三、離散家族の金剛山面会所建設着工式を進行し、第六回南北赤十字会談を開いて戦争時に生死が不明になった人々の生死確認など、人道主義問題を協議する。
四、南と北は、八・一五を契機に離散家族の再会を開始する。
五、日帝の乙巳五条約がもともと無効であることを確認し、日本からの北関大捷碑の返還とそのための実務措置を取る。また、安重根義士の遺骨発掘作業を共同で推進する。
六、第三回南北将官級軍事会談を開催する。
七、西海海上での平和定着を促進するために南北経済協力推進委員会傘下に水産協力実務協議会(水産協力実務分科)を構成し、この協議会を七月中に開催する。
八、南北閣僚級会談傘下に各次官級を委員長とする「南北農業協力委員会」を構成し、第一回会議を七月中旬ごろに開城で行う。
九、北側民間船舶の済州海峡通過に合意し、実務問題を協議する。
十、南側は、同胞愛と人道主義的見地から北側に食糧を提供する。
十一、南北経済協力推進委員会第十回会議を七月九日から十二日までソウルで開く。
十二、第十六回南北閣僚級会談を二〇〇五年九月十三日から十六日まで白頭山で開き、第十七回南北閣僚級会談を十二月中に南側地域で開催する。