民族時報 第1050号(04.11.21)


【短信】

    おもな出来事

 

 「主敵」の表現削除へ

 来年一月発刊予定の国防白書に「主敵」表現が削除されるようだ。尹光雄・国防部長官は十二日、国防部で課長級以上幹部に対する「国防革新懇談会」で、「軍事政策は外交安保政策の下位概念で、国防部が『軍事的主敵』という表現を使うことは理解できるが、ある日突然ある国(北朝鮮)を主敵だというのは言語道断」と述べたと申鉉惇広報官が十六日、明らかにした。

サイト遮断強く糾弾

 情報通信倫理委員会は十二日午後七時から、「国家保安法(保安法)第七条(称賛、鼓舞)違反のいかんを審議する」として、三十一の「親北サイト」に対する接続を遮断した。これは国家情報院と警察庁の要請にしたがったもので、北朝鮮や朝鮮総連系をはじめ、在米同胞、韓統連のサイトも含まれている。

 ほとんど実効性がない今回の反時代的な暴挙は、保安法の存続を狙う守旧勢力の危機意識の発露との批判があがっている。またこれが硬直している南北関係をさらに悪化させるものと指摘されている。

 統一連帯は五日、情報通信部庁舎前でこれを厳しく糾弾する記者会見を行った。

歌手ら北同胞支援へ

 イ・ヒョリ、ユ・ジン、神話、コヨーテなど国内人気歌手四十人が十二月初旬に朝鮮半島の平和と統一を念願するプロジェクトアルバム「愛―サラン」を発売し、収益金を北朝鮮の子どもらに送る予定だ。韓国芸能制作者協会が企画した。CDアルバムには希望的なメッセージを込めた四曲の新曲のほか、北朝鮮で作られた「口笛」「友達よ」など、新録音の十曲も収録される。

無年金障害者救済法

 在日外国人をはじめ無年金障害者救済法案が、与党案を一部修正して十九日にも成立する。自民・公明の与党案では在日外国人該当者を「検討」対象にとどめていたが、民主党の申し入れを受けて、付則に「将来において救済を図る」と明記することで合意した。当初与党案は任意加入時代に未加入のため障害基礎年金を受け取れない専業主婦と学生を対象に、月額五万円前後の福祉的給付金を支給するとした。しかし在日外国人などの救済には消極的だった。

秋肥料積み北へ出港

 韓国政府と大韓赤十字社による北朝鮮への秋の肥料として、化学肥料五千トンを積んだ貨物船サンホープ号十六日夜、全羅南道の麗水港を出航し、北朝鮮の南浦港へ向かった。政府と韓赤は年末までに肥料十万トンを支援する。韓国は今年春にも春用の肥料として二十万トンを支援している。


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