民族時報 第1048号(04.10.11)


【議長あいさつ】

    故国訪問事業を終えて

              在日韓国民主統一連合議長 金政夫

 

韓統連故国訪問団は、故国の澄んだ空気と人々の熱い心に触れながら、数々の感動的な出会いと交流をとおして、大きな成果をえて事業を終えることができました。

 盧武鉉大統領をはじめ、わたしたちの故国訪問に格別な配慮をしてくださった関係当局に心から感謝します。そして「韓統連故国訪問団歓迎委員会」のみなさんに心からの感謝と敬意を表したいと思います。民主化と統一のために血のにじむ努力をしてこられた先生方が、わたしたちの問題を自らの問題として熱心に取り組み、同胞愛に満ちた出迎えをしてくださったことを、わたしたちは決して忘れることがないでしょう。

こうした尽力のおかげで、わたしたちは何の制約も受けることなくソウル、光州での公式行事を成功裏に行い、金大中前大統領をはじめ、政党、社会団体などを表敬訪問しました。さまざまな場で、わたしたちは国内の人びとと祖国の将来と在日同胞の役割について意見を交わし、意義深い交流を行いました。新しい出会いによって多くの発見があり、今後、開かれた故国への道を自由に往来しながら、国内外同胞が深く理解しあい、力をあわせて祖国の平和・統一・繁栄のために力を尽くすことを誓い合いました。

今回の故国訪問で、わたしたちは国立四・一九墓地と光州の国立五・一八墓地を公式参拝しました。このことは、わたしたちの運動のルーツをたどる歴史踏査事業でもあり、英霊の前で自主・民主・統一運動にまい進することを誓い、決意を新たにするものでした。

また、ソウルと光州の歓迎集会では、韓青・学生協の青年たち全員による文化発表、韓統連大阪・民主女性会によるアンサンブルをとおして、韓統連の闘いの歴史と在日同胞の祖国に対する熱い思いを感動的に訴えることができました。この文化公演は、在日同胞もまた自主・民主・統一の主体であることを明らかにし、国内同胞との相互理解を深め内外同胞の団結を強化するうえで重要な取り組みであり、大きな成功を収めることができました。

今回の故国訪問は、韓統連の実質的な名誉回復を実現した画期的な事業でした。

正規旅券の発給を受けて自由往来が保障されたことがその証しであり、金大中前大統領が韓統連の名誉回復が実質的に実現したと明言し、「訪問団が大韓民国の旅券を持って入国したことは、みなさんの数十年にわたる闘いが成功したということ」と評価したことは、きわめて重要な意味をもっています。

これまで、「反国家団体」規定を根拠に韓統連との接触が法的に問題にされ、さまざまな負担を強いられてきたために、わたしたちは国内同胞や在日同胞との交流が制約されてきました。それが今回の訪問によって、韓統連に対する「反国家団体」規定は完全に死文化してしまったのです。

政党から市民団体にいたるまで各界各層の人々が、わたしたちの訪問を熱烈に歓迎し積極的な交流を約束してくれたことは、今後、わたしたちが祖国と日本、在日同胞をつなぐ架け橋としての役割を果たすうえで大きな担保となるものです。

これまで、韓統連の名誉回復と自由往来のために、物心両面で支援してくださった在日同胞と日本の友人のみなさんに心から感謝します。

わたしたち韓統連は、みなさんの期待にこたえ、開かれた故国への道を往来しながら、祖国の平和・統一・繁栄と、祖国と日本との新たな関係を創造していくために一層まい進していくことでしょう。

 

 


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