民族時報 第1047号(04.10.11)


【声明】

    韓統連故国訪問団到着声明

 尊敬する国民のみなさん!ついに、わたしたちは、愛国の道をともにあるいてきた同志たち、後輩たちとともに、韓統連代表団として堂々と故国の地に立つことができました。喜びで胸がいっぱいです。

 わたしたちを温かく出迎えてくださった国民のみなさん、本当にうれしいです。みなさんとお会いできるのを心から願っておりました。みなさんの社会の民主化と祖国の統一に向けた血のにじむ努力のおかげで、わたしたちはこのように入国することができました。本当にありがとうございました。

 ロウソクの炎に象徴されたみなさんの熱い思いとすばらしい実践力は、世界の人々に感銘を与え、わたしたち海外に住む同胞たちにも、自らが大韓民国の国民のひとりであることに限りない矜持(きょうじ)と誇りを与えてくれています。

 今回、わたしたちは何の制約を受けることなく正式旅券をえて入国することができました。このことは、実質的な韓統連に対する名誉回復のあかしであり、韓国社会の民主的成熟を示すしるしであると思います。盧武鉉大統領をはじめ、わたしたちの故国訪問に格別な配慮をしてくださった関係当局に心から感謝します。そして、わたしたちの問題を自らの問題として熱心に取り組み、故国訪問事業を実現してくださった歓迎委員会のみなさんと、わたしたちの問題に深い関心を寄せてくださった国民のみなさんに心から深く感謝します。

 今回の代表団には日本で生まれ育ったわたしたち二世と、わたしたちの息子・娘たちである三世の青年たちが多数含まれています。わたしたちはこのように代を継いで、祖父・祖母、父母、息子・娘の三世代がともに、遠く異国の地で祖国を愛しながら、民族の一員として、そして国民のひとりとして、歴史の意志を実践するために、時代の要請にこたえるべく微力ながらも努力してまいりました。

 分断時代に生きる民族の一員として、南と北、海外のどこにいようと、分断に終止符をうち自主統一を実現することは最も優先すべき崇高な民族的課題であり、二十一世紀が自主・平和・繁栄の世紀となるうえで必ず実現されなければならない歴史的課題であると、わたしたちは確信しています。

 いまだ歴史を清算しないかつての植民地宗主国で、日常的な差別とべっ視にさらされ、民族的権利はおろか人権と生活、ひいてはいのちまで脅かされながら生きる在日同胞にとって、祖国の自主統一はこれ以上遅らせることのできない切実な課題です。わたしたちにとって、南であれ北であれ、わが祖国であり、同時に南でも北でもなく、祖国はひとつでなければならないのです。

 いまや、六・一五南北共同宣言によって新しい時代が切り開かれ、六・一五時代の熱い風に押されて、わたしたちの故国への道も開かれました。今後、わたしたち韓統連は、在日同胞社会の和合を推し進め、在日同胞と祖国をつなぐ架け橋として、在日同胞の総意で祖国の自主統一に寄与できるよう奮闘する決意です。そして、祖国と日本との互恵平等にもとづいた真の友好親善を促進するためにも努力する所存です。

 二泊三日という短い公式日程ですが、今回の故国訪問事業に国民のみなさんが深い関心を寄せ、温かく見守ってくださることを心から念願しながら、到着声明を終えたいと思います。尊敬するすべての国民のみなさんにいま一度、感謝の言葉とごあいさつをおくります。本当にありがとうございました。

二〇〇四年十月十日

在日韓国民主統一連合 議長 金政夫


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