【記事4】
「強制退去を許すな」京都ウトロで緊急行動
ウトロ町内会とウトロを守る会は八日、京都府宇治市のウトロ広場などで、住民と支援者ら約五百人が参加して「ウトロを守る緊急行動」を行った。
厳本(げんもと)町内会副会長は経過報告で、「二〇〇〇年六月に最高裁で居住権裁判が棄却されて以降、住民はいつ強制退去されるかわからない不安の中で生きてきた」と訴えた。ウトロ地域は戦前に飛行場建設や航空機製造のために集められた朝鮮人労務者の飯場として出発し、解放後に何の補償もなく放置され、帰国する金もなかった人がそのまま住み着いた。支援者らは居住権を求めて国連にも訴えてきた。
参加者らは集会後、戦前の飯場の面影を残した建物や井戸、都市ガスや下水も整備されていないウトロ地区をフイールドワークして、行政から打ち捨てられてきた現状を目のあたりにした。
住民集会の後、ヒューマンチェーン=人間の鎖でウトロをつないだ後、近鉄大久保駅までピースウオークをした。
ウトロ在住の在日同胞らは住民のネットワークで民族性を守り、日本人との連帯を築いてきた。現在同地区には、民団と総連の協力を得て高齢者デイサービスセンター「ハナマダン南京都」が開設されている。